戦国武将ボトル

本来今日は田原の担当でしたが先日私がお休みを頂戴し代わりに投稿していただいた為、本日は中迫が担当させていただきます。

新商品のご案内です。

愛知県のバー限定発売の戦国武将ボトルが入荷致しました。

第一弾は織田信長と明智光秀。

織田信長がグレントファース(17年1996~2014年ボトリング)バーボンバレル

明智光秀がオスロスク18年(1996~2014年ボトリング)バーボンホグスヘッドでございます。

イラストは勝亦勇(かつまた いさむ)さんによるものです。

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特に印象的な信長のボトル。

こちらは信長が浅井長政を破った後、頭蓋骨を杯として酒を飲むシーン。

江戸時代中期に書かれた『浅井三代記』に記されていますが実は架空の出来事が非常に多く信憑性には欠けるといわれております。

三国志演技のようなものでしょうか。

江戸時代初期に書かれた一級史料『信長公記』には馬周りの周に披露したとあります。

1574年元日、岐阜城にて信長は宴席をもうけました。

馬廻の周との祝宴になった際、信長は黒塗りの箱から3つの髑髏を取り出します。

この髑髏は箔濃という加工がされており、漆塗りした上に金粉をかけたもの。

つまりは金色の髑髏。この3つの髑髏を部屋の3方に置いて、宴の肴としました。

この髑髏は1573年に信長が討ち取った、越前の朝倉義景、近江の浅井久政、長政親子のものでした。

現在では死者への冒涜とも取れる頭蓋骨の披露ですが、当時では違ったようです。

荼毘にふし、遺骨を7年の間供養することで成仏することが叶うと考えられておりました。

 

戦の発端は浅井家と同盟を結んでいた朝倉家への信長の侵攻。

浅井家は信長の妹、お市の方を娶る際同盟国である浅倉家には手を出すな、と約束を交わしていました。

約束違反と見なした浅井長政は、信長と敵対することになりました。

そして1570年、姉川の合戦が勃発。

浅井・朝倉軍は信長軍を退けるも被害は甚大でした。

1573年、再び攻めてきた信長軍に対し浅井は小谷城へ撤退。

それまでに信長は幾度となく降伏せよ、と伝えていたようですが浅井長政はこれを拒否。

信長の妹であり浅井長政の妻であるお市の方は長政と最期を共にしようとしますが長政は配下に命じお市の方と娘たちを信長のもとへ送り届けます。

その後、浅井長政は父と共に自害したといわれています。

 

一説では信長は長政の事を認め、信頼のような感情もあったようです。

一体どのような心境で髑髏を披露していたのでしょうか。

 

そんなことを考えながらウイスキーを飲んでみるのもいいかもしれませんね。

今夜もお待ちしております。

 

 

余談ですが信長は下戸で一切お酒を飲まなかったそうです・・・

オクトモア 06.3 アイラバーレイ

こんにちは、舩戸です。

昨日、2月19日は二十四節季の「雨水(うすい)」だったそうです。

空から降る雪も雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味だそうで。

確かにお昼間の日差しも暖かくなってきたような気がします。

まだまだ春の陽気というわけにはいかなさそうですが。

 

雪がとけると・・・

このあとに続く言葉でその人が理系か文系かわかるそうですね。

僕のような理系の方は「雪が溶けると水になる」

ですが文系の方ですと

「雪が解けると春になる」

こちらの方が詩的な感じで美しいです。

自分の感性の無さが悔やしいかぎりです。

 

でも今日はしっかり理系の話をさせていただきます。

去年の6月ごろにブログでご紹介させていただきました、アイラモルト、オクトモア。

皆様覚えておいででしょうか。

麦芽を燻したピートの風味を数値化して表すppm。

ピートの風味を出すフェノール性の化合物を数値化したものです。

この100万分の1(ppm)という数値でこのウイスキーにはどれくらいピート臭がするのかの目安になるのですが、前回のオクトモアが167ppmと最高の物でした。

アードベッグが55~65という数値と比べてもどれくらい凄いか分って頂けると思います。

しかし、今回もまた凄いものが出てきました。

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オクトモア 06.3 アイラ・バーレイ。

フェノール値がなんと258ppm。

テイスティングノートです。

■特徴:
その力で魅了すること – 完璧なバランスで。
テクスチャーは暖かい蜂蜜のよう、そして、味わい豊かな唯一アイラ島で見つけることができる深い個性。

■色:
秋の日差しを思わせるレモン色。

■香り:
それは海の魅力で始まる。とどろき渡る西海岸の波が荒野の上へ穏やかな霧を引き起こし、野草を彼らの独特の香りを解放させる。 ギンバイカ、シモツケ、ミントとヒースの花が全体に漂う。 イブキジャコウソウとアカツメクサは、アイラ産の大麦の強い希望を与えるピートの香りとの完全な調和で高揚させる。 それは興奮させて、真剣にドラマチック。

■味わい:
ピートの炎が消えると、柔らかい赤いブドウ、サクランボ、ロシアのタフィー、苦いチョコレート、メープルシロップと甘いオークの爆発がある。それは他に類を見ない味わい。そして、ウィスキーが解き放たれ、そして、妨げられることなく、変わることもない。<br> これは魔法である。

■フィニッシュ:
長く、強く、それは魂を暖め高揚させる。
男性の汗がしみ込んだスピリッツと個性的なキャラクターは、年前半のそれらの記憶を呼び起こす。
虹の終わりの果てしなく続く未来への探求へ旅行している間、アイラのDNAを賛美し、過去に目を向ける我々に加わってほしい。

■ムード:
進化するヘブリティーズ諸島の蒸留職人の世界へようこそ。

 

このウイスキーのキャッチコピーがまたすごいんです。

「桁外れの実験、世界で最もヘビリー・ピーテッドなウイスキー」

確かに桁外れの数値。

実験とまで言っています。

きっとここの蒸留所も方々は「雪を溶かすにはピートを焚いて暖めればいいじゃん。」なんて言うんじゃないでしょうか。

まずは一杯お試しください。

求婚の日

本日は中迫が担当させていただきます。

ネットニュースを見ていたら面白い記事を見つけました。

本日1月27日は求婚の日だそうです。

1883年(明治16年)、日本の新聞史上で初めての求婚記事が掲載されました。

その内容は

「先頃女房を離縁して不自由勝ゆえ、貧富を諭せず、十七歳以上二十五歳にて嫁にならうと思ふ物は紹介あれ」

「先日女房と離婚して不自由しています。貧富にはあれこれは言いません。17歳以上25歳未満で嫁になりたいという人は連絡して」

 

まさか後年記念日になるとは思いもしてなかったでしょうが兎に角今日は求婚の日。

そんな日にぴったりのお酒をいくつかご紹介いたします。

 

◇ハネムーン

アップル・ブランデー    1/3

ベネディクティン      1/3

レモンジュース       1/3

オレンジ・キュラソー    3dashes

シェークしてカクテルグラスに注ぎます。

 

◇シンデレラ・ハネムーン

ライチリキュール      2/6

ホワイトキュラソー     1/6

グレープフルーツジュース  2/6

ライムジュース       1/6

シェークしてカクテルグラスに注ぎます。

 

◇フォアローゼス

言わずと知れた有名バーボンです。

それはある舞踏会でのこと。フォアローゼスの生みの親ポール・ジョーンズは。絶世の美女と出会います。

一目で恋に落ちたポールは迷わずプロポーズしました。

でも彼女は彼にこう答えたのです。

「どうか次の舞踏会までお待ちください。プロポーズをお受けするなら、薔薇のコサージュをつけてまいります。」

そして約束の舞踏会の夜。

彼女は4輪の真紅の薔薇を胸に、彼の前に現れたのでした。愛が実った素晴らしい瞬間。

そんな素敵なエピソードから「フォアローゼス」と名付けられ、ラベルにはふたりを結んだ真紅の薔薇のコサージュが描かれたといわれています。

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※キリンビールさんのフォアローゼスブランドページより

 

 

ちなみに新聞に求婚広告を掲載した男性は申込みをしてきた女性と見事ゴールインされたそうです。

 

 

Talisker Whisky Japan

1月も後半に入り、少し日が長くなってきたと言ってもまだまだ寒い日が続いていますね。

お客様からは海の幸が美味しい時期だとよく聞きます。

今日はこんなものを食べてきたよ。とか

うらやましい限りです。

私、舩戸も休みのたびに居酒屋さんで大好きな白子ばかり頼んではいるのですが、市場の関係か入ってない事が多く、冬が終わるまでにあとどれくらい食べられるか。

まだまだ熱燗も呑み足りないです。

 

さて、じつは先日うれしい報告をいただきました。

FacebookのTalisker Whisky Japanというページで、なんとクライスが全国3位のキャンペーンポイント数でした。

ご覧になっていただいた方ありがとうございました。

まだという方は是非一度ご覧になってください。

https://www.facebook.com/TaliskerWhiskyJapan/app_118626854955397

 

 

そして3位の景品の一つとしてTシャツいただきました。

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非売品です。

こっそりセーターの中に着ることにします。

そして写真でお分かりいただけますでしょうか。

MADE BY THE SEA

冬は魚だけではないのです。

タリスカーも海を感じることができるんですね。

おすすめとしてタリスカーのお湯割り、ペッパー入りなんていかがでしょうか。

冬の終わらないうちにお待ちしております。

知多蒸溜所シングルグレーン

最近食事のカレー比率が高くなっている田原です。

寒い季節には暖かいものがいいですよね。

 

本日リリースされる「サントリーシングルグレーン知多蒸溜所」

愛知県にサントリーさんの蒸溜所があるとのお話をさせていただくと

ほとんどのお客様がビックリされます。

それもそのはず、この蒸溜所で作っているウイスキーはグレーンウイスキーのみ。

グレーンウイスキーはブレンデッドという混ぜて作るウイスキーには欠かせない存在ですが

単体ではリリースされにくい商品です。

材料は六条大麦とトウモロコシ。

響や角に使われるウイスキーを製造しております。

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以前知多グレーンは公にはリリースされておりませんでしたが商品としてはありました。

今回リリースされた「シングルグレーン知多蒸溜所」は多分中身は違うと思います。

愛知県限定、数量限定でのリリース

売れれば全国販売も視野にあるそうです。

 

シングルモルトがあり

シングルグレーンがあるということは…

 

察しがつきましたか?

 

そうです、混ぜてオリジナルブレンデッドが試せるという楽しみ方もありかもですね。

まずはストレートなどでお試しいただけたらと思います。

樽効果

朝の連ドラ「マッサン」でウイスキーブームを期待している田原です。

たまたまなのか最近ウイスキーも各社新商品が出ており

一部気になったことを書かせていただきます。

 

流れからいくとジャパニーズなのか?と思われそうですが、バーボンです。

今年「メーカーズマーク46」が発売され

先日「ジャックダニエル シナトラ セレクト」がリリースされました。

共通点は樽効果。

メーカーズ46は樽の中に樽材を吊るし

樽材の効果UPを狙ったもの。

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シナトラセレクトは樽の内部を大きなドリルのようなもので溝を幾つも均等に入れることにより

ウイスキーとの接地面積を増やし樽効果をUPさせるというスタイル。

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樽によるウイスキーの風味への影響はかなり大きいので

各蒸留所、色々なアイデアで作られます。

秋も深まりウイスキーがぴったりな季節、マッサンブームも含め

お楽しみいただけたらと思います。

余市蒸留所ツアー

すっかり秋も深まり涼しくなってきました。

紅葉もちらほら見られるようになってきましたね。

こんにちは、舩戸です。

先日の日曜日は第2回目となるクライス蒸留所ツアー。

今回は北海道余市蒸留所に行ってまいりました。

今、NHKの朝の連ドラで話題の蒸留所です。

マッサンが独立して、ウイスキー蒸留所を建てたのが余市町。

スコットランドに気候も近く、水もきれいなこの場所に選んだそうです。

 

実際に行ってみると

新千歳空港から電車で小樽を経由して約2時間。

交通の便を考えると第1回目の山崎蒸溜所と比べるとえらく不便な所にあります。

竹鶴さんと鳥井さんの違いがなんとなくわかるような気がしましたが。

それにしても今の余市はマッサン一色でした。

余市駅を降りると目の前に蒸留所が見えるのですが、のぼりも立って、ポスターも色んな所に張ってあります。

観光客もすごい人で。

余市駅に着くと電車から沢山の人が下りて行きました。

皆さんがウイスキーに興味を持ってくれるのは嬉しいことです。

小さいお子様を連れた家族ずれも多かったですけど。

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余市蒸留所はすっかり紅葉してました。

もう実は終わりがけだそうで。

天気にも恵まれ暖かく絶好の見学日和でした。

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着いたらまずはお食事です。

北海道の幸!

美味しいです。

実はビールも少しいただきました。

幸せです。

 

お土産を買って真面目に蒸留所見学。

ピート(泥炭)の匂いを嗅いだり、蒸留釜を見たり。

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ウイスキー博物館では当時発売されていた貴重なボトルもみることができました。

歴史を感じます。

そのあと試飲をして蒸留所ツアーは終わり。

貴重な余市原酒もいただきました。

20年物は別格ですね。

 

余市見学の後は夜のすすきのへ。

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いくらに感動。

そのあとはバー巡り。

たのしい北海道でした。

 

ご参加していただいた皆様ありがとうございました。

また、ツアーに行ってみたいという方。

来年もどこか別の場所で予定しているみたいです。

第3回クライスツアーもお楽しみに。

 

東京インターナショナル バーショー2014

田原です。

9月20日、21日の二日間

東京ドームシティで開催されたバーショーに行ってきました。

昨年初めて行ってみて、とても得るものが多く

今回も期待を膨らませながら東京へ!

 

会場は昨年より小さく感じましたが、それでも大きな会場です。

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メーカーブースは勿論ですが

セミナーが1時間毎くらいに別会場で開かれており

今回は私どものカクテルコンクールにも部門がある

フルーツカットセミナーを受けました。

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実はフルーツ部門は非公開なのでこういう場でないと見ることができないんです。

選手で出てるときは隣とか見れないですし…。

講師は今年のチャンピオンと昨年のチャンピオン。

近距離で一部始終見させていただき大変勉強になりました。

なるほどと思うことも多く、自分が選手時代に知りたかったことが多かったです。

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そしてワールドクラスというディアジオ社の世界大会で

独創性豊かなコンクールがあります。

メイン会場ではこのコンクールのシンガポール代表や日本代表選手のカクテルを

50杯限定で本人が作り、振る舞っておりましたが

こちらも数種類飲むこができ、味の組み立てが面白かったです。

苦味をうまく深みにしている感じで甘味、酸味の組み立てプラスαな感じでした。

 

メイン会場で色々と楽しみながら

時間を過ごしていると色々な方々にお会いできました。

懐かしの方々や久々にお会いする同業者の方

お客様など皆様にお会いでき嬉しい一日でした。

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気が付くとゲートオープンの11時半から

ほぼクローズの18時まで一日楽しませていただきました。

 

時間も時間なので帰ったのですが

東京駅は外に出ることがなく乗り継いでしまうので

改装されて外から初めて見る東京駅を思わずパシャリ!

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今回のバーショーで新商品情報など得られたもの

喜んでいただけそうな商品が少しづつ入荷しておりますので

ぜひお試しいただけたらと思います。

マッサン

とうとう始まりました。

NHKの朝の連続ドラマ「マッサン」

2日目にしてテレビの予約を失敗した舩戸です。

第1話しかまだ見れてません。

悔しすぎます。

週末に1週間分まとめて放送されるらしいので、そこまでお預けです。

 

それにしても

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エリーきれいですね。

初の外国人ヒロインらしいですが、演技もお上手で。

次回から絶対見逃せないです。

泉ピン子さん流石です。

 

さて第1話の最初に出てきたシーン。

スーパーエリーという名前のウイスキー。

絶対「スーパーニッカ」ですね。

今は安いウイスキーのイメージがありますが、実は僕このウイスキーのソーダ割りが大好きです。

甘さもあり味も濃く、軽くスモーキーさも感じられるような。

今後ドラマの中でどういった経緯でこのスーパーエリーというウイスキーが作られたのか。

ネタバレになるのでここでは書きません。

明日から楽しみです。

 

タリスカーストームin上野

田原です。

9月8日東京上野の法隆寺宝物館を会場に

一夜限りのイベントが開催されるということで行ってきました。

 

月曜の夜なので申し訳ございませんが私だけお休みをいただき

昼過ぎに到着するよう出発!

まずは宿泊先へチェックインしてアードベッグプラネットバーへ

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そしてイベントまで時間があったので

食事を済ませ、お世話になっているお店へ1軒ご挨拶へ(またバー巡りは後日UPさせていただきます)

その後上野へ移動しイベント会場へ向かいました。

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到着すると門がブルーに照らされ幻想的

会場へ進むと池!?にはスモークが焚かれ通路はライトアップされ

これまた雰囲気満点です。

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何も聞かされてないのでどんな事が行われるのか

ワクワクしながらの待ちの間はストームのハイボールやロック

またカクテルも数種類提供されました。

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軽めにハイボールを飲んでいたら

「こんばんは」と声を掛けられ、誰かと思いきや

お世話になっているYさんで

「実は…ここにいる理由が…」

そんなお話聞いてしまっていいんですか!!という感じで

チラッと別件の展開を聞いてしまいました。

Yさん、楽しみにしております。

 

そうこうしてたら徐々に会場の雰囲気が変わり

パフォーマンスへと進んでいきます。

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内容は日本の伝統文化とスカイ島の嵐を融合させたもので

刀など日本的な部分、雲や嵐のストームなイメージが表現され

とても斬新で印象強いパフォーマンスでした。

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その後はトークショーが行われ終了となりましたが

とてもいいイベントでした。

というわけで長々と書いてしまいましたので

バー巡りが次回、私の担当の時に書かせていただきます。