シェーカー磨き

本日は七夕ですがあいにくの雨ですね。

雨の場合ですと天の川の水かさが増す為、織姫が橋を渡れず二人は会うことができないようです。

今日のように七夕に降る雨を催涙雨(さいるいう)と言って、織姫と彦星が会えなかったのを悲しんで流す涙だと言われていると先ほど知りました。

七夕は大体雨が降ってる気がして調べてみると七夕が日本に伝わった奈良時代頃の7月7日は現在での8月7日あたりになるそうです。

明治6年に旧暦から新暦へと変わった際7月7日は梅雨まっさかりの時期になってしまいました。

過去10年分のデータでは7月7日は4回晴れ(6回雨)、8月7日は9回晴れ(1回雨)。

二人を離れ離れにさせた神様もちゃんと晴れやすい日を選んでいたようです。

晴れた日には織姫(こと座のヴェガ)と彦星(わし座のアルタイル)を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

前置きが長くなりましたが本題です。本日は中迫が担当させていただきます。

クライスではニッケルシルバーのシェーカーをメインに使用しております。

以前のブログにもあがりましたが熱伝導率がよくとても冷えやすいため重宝しております。

ニッケルシルバーは食器等では洋白、洋銀、ジャーマンシルバーとも呼ばれています。

美麗な銀白色光沢、優れた加工性、耐食性を有します。ただメッキ加工なしで使用することはできないようです。

銅が50~70%、ニッケルが5~30%、亜鉛10~30%で構成された合金で身近なものでは500円玉がこれにあたります。

 

メッキ加工が必須なためこちらのシェーカーにも銀メッキを施してあります。

フルート等の管楽器に銀メッキを施すと音色が良くなることや、金属食器に銀メッキをすることで水分中の微生物が殺菌され、衛生上きわめて好ましいこと等様々な利点があります。

反面、銀メッキの弱点は大気中の硫化物によって褐色、または暗紫色に変色することがあります(硫化)。

 

見た目的に美しくないため以前よりこまめに銀磨き剤とウェスで磨き上げておりました。

が、先日マスターがフェイスブックで面白い投稿を発見しました。

 

鍋に沸かしたお湯にアルミホイルを入れそこに銀製品を入れると綺麗になる。

早速色々と調べ試してみました。

 

 

笑ってしまうくらい簡単にきれいに・・・。今までかけた時間は一体。

どうやらシルバーが黒くなる原因、硫化という化学反応をアルミ、塩、湯で電気分解することで綺麗にする手法のようです。

見る見るうちによごれが取れ代わりにアルミホイルが汚れていきます。

楽しくなってしまったので店内中のシェーカーを綺麗にしてしまいました。

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仕事が簡略化できたのはとてもいいことだとは思うのですが磨く作業が好きだった私としては複雑な心境です・・・・。