グレンモーレンジ18年

本日は中迫が担当させていただきます。

 

本数限定キャンペーンのご案内です。

グレンモーレンジ18年のキャンペーンがスタート致しました。

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「グレンモーレンジィ」はゲール語で「静寂の峡谷」を意味しています。

蒸留所は1843年、ウイリアム・マセソンが1738年にできたビール工場を改造してモルト・ウイスキー蒸留所として創業しました。

発売当時からその品質には絶大な信頼を集め、スコットランドはもとよりイングランド、ヨーロッパ諸国、アメリカ合衆国など、世界中で愛飲されていました。

 

グレンモーレンジはスコットランドで最も背の高い約5.14mのスワンネック型ポットスチルで蒸留しています。

背が高いほど重い風味や雑味を含んだ蒸気がポットスチルの先まで届かず、軽くてピュアな蒸気だけを凝縮させて抽出することができ、その繊細で複雑、フローラルな味わいが生まれます。

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仕込み水はターロギーの泉の湧水を使用しています。

100年以上もの時間をかけてゆっくりと石灰岩と砂岩層で濾過されたミネラル分が非常に豊富な硬水だそうです。

現在では スコットランドで最も飲まれているシングルモルトとして名を馳せています。

 

バーボン樽で熟成させた後一定量を厳選したシェリー樽に移し、2年以上にわたり仕上げの熟成を行っています。

 

パパイヤなどのエキゾチックな果実、花の芳醇な香りと濃厚な味わいが特徴です。

 

通常価格 ¥22,500 → ¥15,000

12本限定でのキャンペーンですがご好評いただきまして残り6本となりました。

宜しくお願い致します。

 

 

退職記念品

田原です。

3月も後半に入り卒業、入学の季節です。

 

先日お客様より退職記念品をいただきました。

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こちらのお客様は古くからお世話になっているかたで

初めてお会いしてから、かれこれ17年くらい経ちます。

いただいたとき「もうそんなお歳ですか?」と

思わず言ってしまいそうなくらいでした。

 

お疲れ様でございました。

 

こちらの方は人との繫がりの多いお仕事なので

沢山の方々との繫がりがあると思います。

お付き合いの多い中、貴重な記念品を頂ける1人に入れていただけるのはとても嬉しく

言わばこの方の思い出の1人に入れていただいたと受け止めてしまいました。

 

でもこのクオカード、絶対に使わないだろうなぁ…。

今は財布の中にしまってあります。

切羽詰っても使わないと思いますが

お守りのように財布に入れさせていただきました。

財布の中で擦れて消えないようカバーもしました。

 

そして私どもの業界は退職の年齢は自分が決められます。

生涯現役の方もみえればリタイアして年金生活をされるかたもみえます。

私は生涯現役派です。

 

そうは言っても年齢と共に立ち仕事が辛くなるかもしれません。

過去、ひざに大きな怪我をしているのでいつか不自由になるかもしれませんが

その前にまた手術をしなくてもいいような方法が生まれていればと思います。

 

希望は80歳オーバーまでカウンターに立ちたいですね。

 

計算するとあと36年、健康でいられるよう頑張ります!!

セント・パトリックス・デー

こんにちは。舩戸です。

今日3月17日はアイルランドでは特別な日だそうです。

この日は、アイルランドにキリスト教を広めたセント・パトリックの命日。

アイルランド人にとってはクリスマスよりも盛り上がるという最大のイベントだそうで、現地住民のみならず、世界中のアイルランド系住民、はたまたお祭り好きの非アイルランド系までも巻き込んでの大規模な祭りになるそうです。

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パレードの様子の写真ですが、皆さん緑色。

神の三位一体説を、クローバーを用いて人々に説いたため、と言われているそうです。

実際にはクローバーを使ったという文献は見つかっていないそうですが、もともと彼を象徴する色はブルー。緑色とはアイルランドの大地の象徴、春の訪れを表したものから、人々がお祭りのときにクローバーを身につけたのが始まりではないかということですが。

ただこの日は皆さん飲み食い歌い踊りの大騒ぎになるそうです。

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じつに楽しそうです。

カソリック教会ではちょうどこの時期は復活祭(イースター)の前の四旬節にあたり、食事の節制と祝宴の自粛が行われます。しかしこの日だけは、アイルランドでは朝に教会へ行って祈りを捧げた後、ビールを飲むことが許されていたそうで。

アイルランドでは普段からビールを飲んでいたが、この日は聖パトリックを偲んで大量に飲んでいたという説が。

何処に行ってもお酒が好きな人はいるもんですね。

 

今日はまだ飲むお酒を決めてないという方。

まずはビールで乾杯なんていかがでしょうか。

戦国武将ボトル

本来今日は田原の担当でしたが先日私がお休みを頂戴し代わりに投稿していただいた為、本日は中迫が担当させていただきます。

新商品のご案内です。

愛知県のバー限定発売の戦国武将ボトルが入荷致しました。

第一弾は織田信長と明智光秀。

織田信長がグレントファース(17年1996~2014年ボトリング)バーボンバレル

明智光秀がオスロスク18年(1996~2014年ボトリング)バーボンホグスヘッドでございます。

イラストは勝亦勇(かつまた いさむ)さんによるものです。

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特に印象的な信長のボトル。

こちらは信長が浅井長政を破った後、頭蓋骨を杯として酒を飲むシーン。

江戸時代中期に書かれた『浅井三代記』に記されていますが実は架空の出来事が非常に多く信憑性には欠けるといわれております。

三国志演技のようなものでしょうか。

江戸時代初期に書かれた一級史料『信長公記』には馬周りの周に披露したとあります。

1574年元日、岐阜城にて信長は宴席をもうけました。

馬廻の周との祝宴になった際、信長は黒塗りの箱から3つの髑髏を取り出します。

この髑髏は箔濃という加工がされており、漆塗りした上に金粉をかけたもの。

つまりは金色の髑髏。この3つの髑髏を部屋の3方に置いて、宴の肴としました。

この髑髏は1573年に信長が討ち取った、越前の朝倉義景、近江の浅井久政、長政親子のものでした。

現在では死者への冒涜とも取れる頭蓋骨の披露ですが、当時では違ったようです。

荼毘にふし、遺骨を7年の間供養することで成仏することが叶うと考えられておりました。

 

戦の発端は浅井家と同盟を結んでいた朝倉家への信長の侵攻。

浅井家は信長の妹、お市の方を娶る際同盟国である浅倉家には手を出すな、と約束を交わしていました。

約束違反と見なした浅井長政は、信長と敵対することになりました。

そして1570年、姉川の合戦が勃発。

浅井・朝倉軍は信長軍を退けるも被害は甚大でした。

1573年、再び攻めてきた信長軍に対し浅井は小谷城へ撤退。

それまでに信長は幾度となく降伏せよ、と伝えていたようですが浅井長政はこれを拒否。

信長の妹であり浅井長政の妻であるお市の方は長政と最期を共にしようとしますが長政は配下に命じお市の方と娘たちを信長のもとへ送り届けます。

その後、浅井長政は父と共に自害したといわれています。

 

一説では信長は長政の事を認め、信頼のような感情もあったようです。

一体どのような心境で髑髏を披露していたのでしょうか。

 

そんなことを考えながらウイスキーを飲んでみるのもいいかもしれませんね。

今夜もお待ちしております。

 

 

余談ですが信長は下戸で一切お酒を飲まなかったそうです・・・

突然ですが

中迫君がお休みをいただいたため

本日臨時で田原が書かせていただきます。

なになに?と思われるかもしれませんが

早ければ明日にはカウンターに復帰しますのでご安心ください。

 

さてさて、ネタを考えてなかったので

その後のサブカウンターの状況をご紹介させていただきます。

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現在は洗い場、冷蔵庫、アイスストッカーが入り

バックバーを考えておりましたがスペース的に仕事がしにくくなるということでしたので

カウンター上にお酒を並べることにしました。

現在はよく使うリキュールとウイスキー、ベーススピリッツを配置し

ジュース類は仕込みの段階で分けないといけませんが

氷やグラス、お水など、用意する時間が短縮できました。

 

デメリットはメインカウンターで開けたソーダやトニックウォーターと重なること。

2本開けたのができたりして、勿体ないことになる可能性があります。

このあたりはタイミングをみて両方把握するコツをつかむ必要性があり、少し慣れが必要です。

以前はメインカウンターまでカクテルの調合を見に来られた機会は今は全くなくなり

このサブカウンターでカクテルの調合をご覧になっていただいております。

 

あとメリットは小分けするようになったことですね。

チェリーやオリーブといった、ある程度の瓶サイズに入ったものを

そのまま冷蔵庫に入れてたのですが小さな容器でそれぞれのカウンター冷蔵庫へ小分けにしております。

これにより冷蔵庫のスペースが広がり出し入れなどしやすくなりました。

 

もう少し使いやすくできるはずですので

もっと使いやすくしてお客様へのご提供スピードや移動距離の短縮

満足度アップに繋げたいと思います。

カクテル講座

田原です、3月1日の日曜日

中日文化センター様よりご依頼いただいてるカクテル講座をさせていただきました。

かれこれ3年ほどさせていただいておりますが

今は年に1~2回のご依頼でスポット的な内容です。

今回は「スプリングカクテル」がテーマ。

春といえば「桜」「イチゴ」「新緑」などイメージがございますが

今回は4種類ご用意させていただき

 

1:「レオナルド」スパークリングワインとイチゴの組み合わせ。

2:「オレンジブロッサム」ジンとオレンジジュースのシェイクスタイル。

3:「       」名前無しのエルダーフラワーリキュールベースのオリジナルカクテル。

4:「桜モーニ」桜リキュールを使ったスプモーニスタイルのロングカクテル。

 

の4種類です。

いつも通り2時間の講座ですが台本を用意すると時間通りに終わらないので

今回もぶっつけ本番でさせていただきました。

やはりスタートしてすぐに笑いと取ると雰囲気が一気に変わり

皆様の耳の向き方が変わります。

今回も少し笑いを誘わせていただき進めましたが

以前笑いが取れず、逆にプレッシャーが生じてしまい

えらく固い講座になったことがあります。

 

やってて皆様壁にぶつかるのが、やはりシェイクやステアといった技術面です。

ここは基本を覚えていただき、あとはお家や時間があるときに練習していただくほかありません。

なんとか苦労していただきながらも4種類作っていただき

皆様にご自分が作った味をお召し上がりいただきました。

 

ここ数回わたくしも皆様が作られたのと

どのように味の違いがあるのかを知っていただくため

私も作りお召し上がりいただき味の違いをみていただいております。

 

数回させていただき思ったのが

皆様座られるお席による積極性の違いです。

当たり前かと思いますが、選ばれるお席で性格が出ますね。

来場が遅れて残った席がここしかなかったというのは別にして

目の向け方や質問の数など違いが感じられました。

またそうでない席の方々にいかに目を向けるかが

全体の盛り上がり、一人一人の満足度の高さが違ってくるのではと思います。

 

今回はジャスト2時間

1分も狂わずできたのは小さな1つの喜びでした。

 

次回のご依頼も軽く話させていただき

より一層満足度の高い講座ができるよう頑張りたいと思います。

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ひな祭りで桃のお酒

今日は3月3日、ひな祭りですね。

私、舩戸は男兄弟で育ったので、子供のころからあまり縁のない日でした。

女性はひな人形で遊んだのでしょうか。

僕は、5月5日のこどもの日に兜で遊んで怒られた記憶ならありますが。

男の子と女の子の違いなんでしょうか。

このひな祭り、桃の節句ともいいますがおもしろいお話があったのでそのまま引用させていただきます。

 

 

むかしむかし、ある村に、おばあさんと美しい娘が二人でくらしていました。
ある年の田植えの季節に、おばあさんは町へ買いものにでかけました。
帰りに田んぼのあぜ道を歩いていると、ヘビがカエルを追いつめて、今にものみこもうとしています。
「これこれ、なにをする。ゆるしておやり。ほしいものがあれば、わしがやるから」
カエルをかわいそうに思っておばあさんがいうと、ヘビはおばあさんの顔を見あげながらいいました。
「それなら、娘をわしの嫁にくれるか?」
おばあさんは、ヘビの言うことなどとあまり気にもとめずに、
「よしよし。わかったから、カエルを逃がしてやるんだよ」
と、返事をしてしまったのです。
すると、その年の秋もふかまったころ、若い侍が毎晩、娘の部屋へやってきて、夜がふけるまで娘と楽しそうに話していくようになったのです。
そんなある日の事、一人の易者(えきしゃ)が家の前を通りました。
おばあさんは易者を呼びとめると、娘にはないしょで、毎晩のようにやってくる若い侍の事をうらなってもらいました。
すると易者は、こんなことをいいました。
「ほほう。その若い侍の正体はヘビじゃ。ほうっておくと、娘の命はなくなる。娘を救いたいのなら、裏山の松の木にワシが卵をうんでおるから、その卵を侍にとってもらって、娘に食べさせるんじゃな」
おばあさんはビックリして、この話を娘にしました。
娘もおどろいて、その晩やってきた若い侍にいいました。
「実は最近、とても体がだるいのです。元気をつけるために、裏山の松の木に巣をつくっているワシの卵をとってきて食べさせてくださいな」
「よしよし、そんなことはたやすいことよ」
次の日、若い侍は裏山へいって、ワシの巣がある高い木にのぼっていきましたが、そのときいつのまにか、若い侍はヘビの姿になっていたのです。
そして木をよじのぼって、巣の中にある卵を口にくわえたとたん、親ワシがもどってきました。
親ワシはするどいくちばしで、大事な卵をくわえたヘビを何度もつつきました。
そしてヘビは頭を食いちぎられ、血だらけになって木から落ちていきました。
そのころ、あの易者がまたおばあさんの前に現われると、おばあさんに頭を下げていいました。
「実はわたしは、いつぞや田んぼのあぜ道で命をすくわれたカエルなのです。娘さんの体には、まだヘビの毒が残っております。これからは毎年、三月三日の節  句(せっく)にお酒の中に桃の花びらを浮かべてお飲みください。そうすればヘビの毒ばかりではなく、からだにたまったどんな毒もみんな消えて、きれいにな  りますから」
そういうと目の前の易者の姿はたちまち消えてしまい、一匹のカエルが庭先の草むらの中へ、ピョンピョンと飛んでいったのです。
桃の節句で、お酒の中に桃の花びらを浮かべて飲むようになったのは、このときからだという事です。

おしまい

 

実は桃の節句に桃の花びらを入れたお酒を飲むなんて知りませんでした。

桃の花もイメージできないのですが。

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調べてみると綺麗な花なんですね。

残念ながらなかなか手に入りずらそうです。

でもバーには桃のリキュールがあります。

ポピュラーなリキュールの一つではないでしょうか。

ピーチフィズやファジーネーブル。

各種ジュースやミルクで割っても美味しいリキュールです。

そういえば最近甘いカクテルなんて飲んでないな。なんて思ってみえる方も久しぶりに飲んでみると美味しいはずですよ。

そんなジュースみたいなお酒なんて思ってみえる方も是非お試しされてはいかがでしょうか。

ボトルキープキャンペーン

すっかり日も長くなり過ごしやすい気候になってまいりました。

2月も残すところあと2日。今から梅や桜の開花が楽しみです。

本日は中迫が担当させていただきます。

 

ボトルキープキャンペーンのお知らせです。

新たに2銘柄キャンペーンを始めました!

 

タリスカー ストーム

¥8,424(税込)

Facebookにおけるタリスカー公式バーホッピングでチェックインしていただきますと

¥8,000(税込)

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一年中霧に覆われた「霧の島」スカイ島で作られるシングルモルトスコッチ。

タリスカー独特のペッパー感、潮の風味、爆発するような荒々しさをより強調したウイスキーです。

 

 

 

ブルックラディ スコティッシュ・バーレイ

¥10,800(税込)

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一際目を引くボトルデザイン。

アイラ島西海岸に1881年に設立された蒸留所が作るノンチルフィルター、ノンカラーのスコッチウイスキーです。

スコットランド産大麦を100%使用しアイラ島内で熟成することにこだわって作られております。

アイラ島のウイスキーには珍しくピートを使わないクラシックなスタイルです。

 

 

 

是非お試しくださいませ。

 

 

中日本大会

段々と暖かいと感じる日が増えてきた今日この頃

今回は田原が書かせていただきます。

 

一昨日の22日にバーテンダー協会中日本統括本部決勝大会が開催されました。

朝からパラパラと雨の降る日曜

今回は三重支部主幹にて開催され、会場は四日市はプラトンホテルでの開催です。

会場は想像以上の来客数で立見が出るほど。

エリートバーテンダーカクテルコンクールからスタートし

技能競技大会も控室では学科試験から並行して進めていきます。

 

今回は当店舩戸が選手として技能競技大会に参加し

学科、フルーツカット部門、課題部門、創作部門と4部門を戦います。

私はフルーツ、創作を審査させていただきましたが

ヒヤヒヤする場面もほとんどなく昨年と比べると選手も慣れてきた感じもありました。

といえども選手の皆さんはドキドキでしょうね。

 

そして今回はより選手にもわかりやすくということで

審査用紙も選手の点数表と同じく張り出されました。

正直びっくりしたのが

同じ世代で一緒に選手で出てた人と審査用紙を比べたら

ある項目だけ5段階くらいあるのに全く同じ点数のつけ方だったのが面白かったです。

感覚が似てるんでしょうね。

 

話が逸れましたが結果です。

 

1位 桒原 選手(福井)

 

2位 舩戸 選手(名古屋)

 

3位 西 選手(名古屋)

 

4位 小川 選手(石川)

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という結果で舩戸は2位入りましたが

ぶっちぎられの2位なんです。

1位の桒原選手の独り舞台状態で全ての部門

賞という賞を全て持っていきました。

審査しててもその差は歴然で、今年こそは全国で何か賞を取っていただきたいという感じです。

 

そして舩戸は来年へ向けて今からコツコツと力をつけていって

来年の全国大会ではいきなり注目を浴びるよう頑張ってもらいたいと思います。

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オクトモア 06.3 アイラバーレイ

こんにちは、舩戸です。

昨日、2月19日は二十四節季の「雨水(うすい)」だったそうです。

空から降る雪も雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味だそうで。

確かにお昼間の日差しも暖かくなってきたような気がします。

まだまだ春の陽気というわけにはいかなさそうですが。

 

雪がとけると・・・

このあとに続く言葉でその人が理系か文系かわかるそうですね。

僕のような理系の方は「雪が溶けると水になる」

ですが文系の方ですと

「雪が解けると春になる」

こちらの方が詩的な感じで美しいです。

自分の感性の無さが悔やしいかぎりです。

 

でも今日はしっかり理系の話をさせていただきます。

去年の6月ごろにブログでご紹介させていただきました、アイラモルト、オクトモア。

皆様覚えておいででしょうか。

麦芽を燻したピートの風味を数値化して表すppm。

ピートの風味を出すフェノール性の化合物を数値化したものです。

この100万分の1(ppm)という数値でこのウイスキーにはどれくらいピート臭がするのかの目安になるのですが、前回のオクトモアが167ppmと最高の物でした。

アードベッグが55~65という数値と比べてもどれくらい凄いか分って頂けると思います。

しかし、今回もまた凄いものが出てきました。

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オクトモア 06.3 アイラ・バーレイ。

フェノール値がなんと258ppm。

テイスティングノートです。

■特徴:
その力で魅了すること – 完璧なバランスで。
テクスチャーは暖かい蜂蜜のよう、そして、味わい豊かな唯一アイラ島で見つけることができる深い個性。

■色:
秋の日差しを思わせるレモン色。

■香り:
それは海の魅力で始まる。とどろき渡る西海岸の波が荒野の上へ穏やかな霧を引き起こし、野草を彼らの独特の香りを解放させる。 ギンバイカ、シモツケ、ミントとヒースの花が全体に漂う。 イブキジャコウソウとアカツメクサは、アイラ産の大麦の強い希望を与えるピートの香りとの完全な調和で高揚させる。 それは興奮させて、真剣にドラマチック。

■味わい:
ピートの炎が消えると、柔らかい赤いブドウ、サクランボ、ロシアのタフィー、苦いチョコレート、メープルシロップと甘いオークの爆発がある。それは他に類を見ない味わい。そして、ウィスキーが解き放たれ、そして、妨げられることなく、変わることもない。<br> これは魔法である。

■フィニッシュ:
長く、強く、それは魂を暖め高揚させる。
男性の汗がしみ込んだスピリッツと個性的なキャラクターは、年前半のそれらの記憶を呼び起こす。
虹の終わりの果てしなく続く未来への探求へ旅行している間、アイラのDNAを賛美し、過去に目を向ける我々に加わってほしい。

■ムード:
進化するヘブリティーズ諸島の蒸留職人の世界へようこそ。

 

このウイスキーのキャッチコピーがまたすごいんです。

「桁外れの実験、世界で最もヘビリー・ピーテッドなウイスキー」

確かに桁外れの数値。

実験とまで言っています。

きっとここの蒸留所も方々は「雪を溶かすにはピートを焚いて暖めればいいじゃん。」なんて言うんじゃないでしょうか。

まずは一杯お試しください。