シェイク

田原です。

雪も降り寒さが本格的になってきました。

当店の加湿器もフルパワーで稼働しております!

 

さておき基本的なお話ですが、カクテルの調合は大きく分けまして

シェイク、ステア、ビルド、ブレンダーと4種類ございますが

ブレンダー以外はバーテンダーの技量が大きく左右する調合方法です。

 

各調合方法には常にもっといい方法や技術の向上を考えますが

ここ数年もっとシェイクの質を上げたいと、今さらながらシェイクに変更を加えました。

 

今までシェイカーを持つ手の右手は中指と薬指でシェイカー挟み込んでましたが

薬指と小指で挟むようにしました。

この方法はずっとわかっておりましたが

小指は力が入りづらく重いものが支えにくいので

慣れている力の入る方法に走っておりました。

ですがこのままでは改善できないと

無理やり小指を使ったところ、あっと言う間に豆ができ破裂。

また中指と薬指バージョンに…。

ですが傷も治りまた薬指と小指で挟むようにし

豆ができても壊さないよう使い分けているとかなり強くなり

今では普通に使えるようになりました。

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手首の返りも良くなり更にバージョンアップ!

 

よりステップアップしたカクテルを御用意できるようになったのではと思います。

Rose’s Lime Juice Cordial

また段々と寒くなってきましたね。

夜の街はイルミネーションが輝きはじめ、すっかり冬ムード。

私、舩戸はなんとなく寂しさを感じてますが。

1年があっという間に終わってしまうような。

といってもまだ2ヶ月ありますからね。

楽しまないと。

 

さて、先日お客様から素敵なプレゼントをいただきました。

ローズ社のライムコーディアルです。

無題

日本ではなかなか手に入らない商品なのですが、実はギムレットの当初のレシピはこのローズ社のライムとジンが半々だとされています。

 

ギムレットというカクテルは、1890年頃、イギリス海軍の軍医であったギムレット卿が、艦内で将校に配給されていたジンの飲み過ぎを憂慮し、健康維持のためにライム・ジュースを混ぜて飲むことを提唱したことが起源とされているそうです。他に、ギムレット(gimlet)が錐の意であることから、その味の突き刺すような鋭いイメージから命名されたという説もあるそうですが。

 

カクテルの歴史には諸説がありますが、現在のカクテルの多くはアメリカで生まれ、1920年代、禁酒法の時代にアメリカのバーテンダーが世界中に散ったことにより広まったと言われています。

その中の一人がハリー・クラドックでした。
アメリカからロンドンに渡り、サヴォイホテルのアメリカン・バーのチーフ・バーテンダーとなった彼は、その独創的なアイデアと豊富な知識で、カクテルの権威の一人と認められるようになりました。
そのクラドックが1930年に発表したのが「サヴォイ・カクテルブック」です。
レシピ集というより薀蓄やイラストを多用してカクテル文化の紹介することに主眼を置いたこの本は、現在でも世界中で読み継がれる”バーテンダーのバイブル”だそうです。そこにはギムレットのレシピが次のように記されていました。

「バローのプリマスジン1/2、ローズのライムジュース(コーディアル)1/2、ステアしてグラスへ、必要に応じて氷」

今はライムを絞りもっとドライに仕上げるレシピがスタンダートに思われますが、当時はなかなかライムも手に入りづらかったんでしょうね。

先輩バーテンダーさんに聞いてもライムなんて高くて買えなかったそうですから。

フレッシュなライムを使えるようになったのはきっとここ数十年前から。

それを思うとごく最近のレシピなんだと思います。

ウィキペディアで調べますと当初のレシピはかなり甘いとされてますが、そこまで甘くは無いです。

ほのかな甘さで柔らかいギムレットに仕上げます。

数に限りのある商品ですが、一度お試しされてはいかがでしょうか。

ブルームーン

毎日うだるような暑さが続きますね。

今日の名古屋は37℃まで上がったとか。

出勤中にとろとろになる舩戸です。

なんなんでしょうこの暑さは。

 

さて、今日で7月も終わり。

今夜はブルームーンだそうです。

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ブルームーンとは、ひと月に2度現れる満月のことを指すそうで。

3年に1度しか見ることができない珍しい満月なんだそうです。

ただ、必ずしも青く輝く月が見えるわけではないとのこと。

ブルームーンというカクテルもありますが、色は薄い紫色ですしね。

その神秘的な意味合いから、「できない相談」「叶わぬ恋」という意味もあるようで、女性が男性からのお誘いを上品に断るときに注文されたりするカクテルなんて言われてもいますが・・・

今までカウンターの中で見たことはないです。

男性もきっと気付かないと思います。

「今夜はこの後・・・」

「私まだ飲み足りないの。バーテンダーさん。ブルームーンを」

「じゃあ僕は彼女をイメージして。そうだな。パーフェクトレディーをくれたまえ」

「・・・」

「・・・」

なんて事になると思います。

男はみんな鈍感なんですよ。きっと。

「今日はブラッディーメアリーだから」なんて断られたほうがわかりやすかったりするかも。

ただ、このブルームーンカクテルに使われているリキュール「パルフェタムール」

英語に直すとパーフェクトラブ。

意味は完全な愛。

叶わぬ恋の中に完全な愛が含まれるとは。

なかなか乙なカクテルです。

ヴェスパー

7月最初の金曜日。

本日は舩戸が担当させていただきます。

空を見上げるとあいにくの天気ですが。

どうやら今月の夜空はなにやら素敵な事が起こっているそうです。

もう過ぎてしまいましたが、7月1日の夕空は金星と木星が大接近したらしいですね。

なんと16年ぶりだとか。

もっとも明るい星が2つ、かなりくっついて見れたとか。

僕はすっかり忘れてました。

それでも今でもかなり近づいて見えるそうですよ。

また7月10日には金星が最大光度に達して、マイナス4,5度。

1等星の150倍の明るさで日中でも見える明るさだそうです。

19日には夕空に細い月と2つの惑星が並んで、ニコちゃんマークに見えるとか。

西の空を見上げて少しロマンティックな雰囲気を感じるのもいいかもしれませんね。

 

と、今回は星の事について書かせていただきましたが、先日いらっしゃったバーテンダーの先輩と少しカクテル談義をしました。

お店によってカクテルのレシピは少し違うと思いますが。

その中で話題になったのが「ヴェスパーマティーニ」。

ヴェスパーの意味は「宵の明星」。

007の映画でもボンドがヴェスパーに素敵な名前だ。と口説いていましたね。

キナリレというお酒が生産中止になってから、007の小説とまったく同じカクテルが出来なくなった幻のカクテルと言ってもいいかもしれません。

しかし今はキナリレを作っていた会社がリレブランというお酒を出してそちらで作るのが一般的ではないでしょうか。

レシピはかなりドライ。

ボンドは自分で考えたカクテルに彼女の名前を付け「一度味を知ると、ほかのカクテルが飲めなくなる」とかどうとか言っておりました。

はい。

僕なら言えませんが・・・。

この金星が輝く夜に宵の明星マティーニ、ヴェスパーマティーニをお試しされてはいかがでしょうか。

酔いのマティーニになりませぬように。

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自家製セロリビターズ

田原です。

6月も今日でラスト。

今月からスタートさせていただいた

日曜営業もお陰様で少しずつですが知っていただけて有難く思います。

 

今回は当店オリジナル・セロリビターズのご紹介です。

先週作成したばかりですが第三弾が完成しました!

 

実は某メーカーさんが出してるのもあるのですが、香りが強すぎてセロリ嫌いな方には到底無理な感じの味わいでして

なんなら作ってしまおうからスタートしたのですが

トマト系のカクテルにはバッチリな相性を提供してくれます。

 

こちらは色合いが難しくなるので加熱しない製法で作っていきます。

器にシナモン、カルダモン、クローブ、レモンの皮、オレンジの皮と主役のセロリ。

ベースにするのはスピリタスウォッカで96%のアルコール分があります。

それにお水を加えアルコール分を少し下げて漬け込み、成分を抽出していきます。

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毎日香りをチェックして理想の風味になるよう、強く出てきた脇役を抜いたりしコントロールしていきます。

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赤っぽい写真になってしまいましたが3日目でセロリがしんなりとしてレモンやオレンジピールはほとんど取り除かれております。

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6日ほど漬け込みアルコール分40%くらいまでに加水して完成です。

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緑色のセロリビターズ完成です!!

 

ブラッディメアリーなどトマトジュース系のカクテルに使っておりますので

ぜひお楽しみいただけたらと思います。

夏にお勧めのカクテル

本日は中迫が担当させていただきます。

まだ5月だというのに30℃近くまで気温があがり汗ばむことも多くなってきました。

子供のころは30℃といったら真夏の中でもかなり暑い日だったような記憶がありますが最近では当たり前の気温になってきた感があります。

こんな日は昔はキンキンに冷えた素麺を食べ、カルピスを飲んでお婆ちゃんにスイカを切ってもらっていました。

今ではキンキンに冷えたビールを飲みながらこれまた冷えたキュウリとト

とはいえ、当店はバー。

そこで本日は暑い日、クールダウンしたいときにお勧めのカクテルを御紹介させていただきます。

 

まずは何と言ってもモヒート。最近では夏でもよくご注文いただくカクテルです。

ライムとミント、ラムでお作りする爽快感あふれるカクテルです。

クラッシュアイスでご提供させていただきますので見た目にも涼しく爽やかかと思います。

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お客様によってはダークラムを使用してほしい、といった方も。

クランベリージュース等を加えてみても美味しくお飲みいただけます。

 

とは言えミントが苦手な方も大勢いらっしゃいます。

そんな方には定番ですがモスコミュールをお勧め致します。

こちらはライムとウォッカ、ジンジャーエールを使用したカクテルです。

グラスではなく銅のマグカップを使用する為、キンキンに冷え涼しさを感じて頂けるかと思います。

ジンジャーエールを生姜の成分がしっかり入った少し甘めのものを使用致しております。

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続いてはフローズンダイキリ。

かのヘミングウェイも愛飲したカクテルとして有名です。

お酒をクラッシュアイスと一緒にミキサーにかけ、シャーベット状に仕上げます。

甘すぎず、爽やかな味わいで身体の中からクールダウンさせてくれるカクテルです。

一気に飲みすぎて頭が痛くなってしまった経験があります・・・。

 

そして夏と言えばトロピカルカクテル。中でもお勧めはブルーハワイでございます。

ラム、パイナップルジュース、レモンジュース、ブルーキュラソーでお作りするやや甘めのカクテルです。

ブルーハワイと言えばかき氷のシロップにもあるように鮮やかで涼し気な青いカクテル。

エルヴィス・プレスリー主演の映画のタイトル、その主題歌のタイトルにもブルーハワイなんてのがありましたね。

wikipediaによるとブルーキュラソーの青がハワイの海と空、クラッシュアイスが波しぶきを表現しているという見解もあるそうです。

レモンジュースをココナッツミルクに変えるとブルーハワイアンというカクテルになりクリーミーな味わいになります。

 

当店のオリジナルカクテルも4種類に増え、初夏のカクテルへと切り替わりました。

こちらも是非お試しくださいませ。

 

 

少し長くなりましたが本日はこのあたりで。

うだるような暑さの真夏日、冷えたカクテルで身体をクールダウンしてみてはいかがでしょうか?

 

漬け込み系

田原です、先ほどワインの試飲会に行ってきました。

そろそろワインのラインナップも変更しようと思います。

 

先日、以前から知ってて作ったことがなかったコーヒーウォッカを作ってみました。

ウォッカにコーヒー豆を大量に入れ込み、漬け込むこと5日くらいでしょうか。

かなりの色合いに仕上がりました。

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こちらはアイリッシュコーヒーでも使っておりますマンデリンを贅沢に使用し作ったところ

風味豊かな味わいに仕上がり、大人なカルーアミルク的なコーヒーミルクや

生クリームとの組み合わせでバーバラなどもお楽しみいただけます。

豆を変えて作っても面白そうですが今回はマンデリンで。

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メニューには載せてませんので

コーヒーウォッカでご注文をいただけますと助かります。

冷蔵保存しており、ストレートやロック

先程ご紹介させていただいたカクテルでもお楽しみいただけます。

カクテル講座

田原です、3月1日の日曜日

中日文化センター様よりご依頼いただいてるカクテル講座をさせていただきました。

かれこれ3年ほどさせていただいておりますが

今は年に1~2回のご依頼でスポット的な内容です。

今回は「スプリングカクテル」がテーマ。

春といえば「桜」「イチゴ」「新緑」などイメージがございますが

今回は4種類ご用意させていただき

 

1:「レオナルド」スパークリングワインとイチゴの組み合わせ。

2:「オレンジブロッサム」ジンとオレンジジュースのシェイクスタイル。

3:「       」名前無しのエルダーフラワーリキュールベースのオリジナルカクテル。

4:「桜モーニ」桜リキュールを使ったスプモーニスタイルのロングカクテル。

 

の4種類です。

いつも通り2時間の講座ですが台本を用意すると時間通りに終わらないので

今回もぶっつけ本番でさせていただきました。

やはりスタートしてすぐに笑いと取ると雰囲気が一気に変わり

皆様の耳の向き方が変わります。

今回も少し笑いを誘わせていただき進めましたが

以前笑いが取れず、逆にプレッシャーが生じてしまい

えらく固い講座になったことがあります。

 

やってて皆様壁にぶつかるのが、やはりシェイクやステアといった技術面です。

ここは基本を覚えていただき、あとはお家や時間があるときに練習していただくほかありません。

なんとか苦労していただきながらも4種類作っていただき

皆様にご自分が作った味をお召し上がりいただきました。

 

ここ数回わたくしも皆様が作られたのと

どのように味の違いがあるのかを知っていただくため

私も作りお召し上がりいただき味の違いをみていただいております。

 

数回させていただき思ったのが

皆様座られるお席による積極性の違いです。

当たり前かと思いますが、選ばれるお席で性格が出ますね。

来場が遅れて残った席がここしかなかったというのは別にして

目の向け方や質問の数など違いが感じられました。

またそうでない席の方々にいかに目を向けるかが

全体の盛り上がり、一人一人の満足度の高さが違ってくるのではと思います。

 

今回はジャスト2時間

1分も狂わずできたのは小さな1つの喜びでした。

 

次回のご依頼も軽く話させていただき

より一層満足度の高い講座ができるよう頑張りたいと思います。

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求婚の日

本日は中迫が担当させていただきます。

ネットニュースを見ていたら面白い記事を見つけました。

本日1月27日は求婚の日だそうです。

1883年(明治16年)、日本の新聞史上で初めての求婚記事が掲載されました。

その内容は

「先頃女房を離縁して不自由勝ゆえ、貧富を諭せず、十七歳以上二十五歳にて嫁にならうと思ふ物は紹介あれ」

「先日女房と離婚して不自由しています。貧富にはあれこれは言いません。17歳以上25歳未満で嫁になりたいという人は連絡して」

 

まさか後年記念日になるとは思いもしてなかったでしょうが兎に角今日は求婚の日。

そんな日にぴったりのお酒をいくつかご紹介いたします。

 

◇ハネムーン

アップル・ブランデー    1/3

ベネディクティン      1/3

レモンジュース       1/3

オレンジ・キュラソー    3dashes

シェークしてカクテルグラスに注ぎます。

 

◇シンデレラ・ハネムーン

ライチリキュール      2/6

ホワイトキュラソー     1/6

グレープフルーツジュース  2/6

ライムジュース       1/6

シェークしてカクテルグラスに注ぎます。

 

◇フォアローゼス

言わずと知れた有名バーボンです。

それはある舞踏会でのこと。フォアローゼスの生みの親ポール・ジョーンズは。絶世の美女と出会います。

一目で恋に落ちたポールは迷わずプロポーズしました。

でも彼女は彼にこう答えたのです。

「どうか次の舞踏会までお待ちください。プロポーズをお受けするなら、薔薇のコサージュをつけてまいります。」

そして約束の舞踏会の夜。

彼女は4輪の真紅の薔薇を胸に、彼の前に現れたのでした。愛が実った素晴らしい瞬間。

そんな素敵なエピソードから「フォアローゼス」と名付けられ、ラベルにはふたりを結んだ真紅の薔薇のコサージュが描かれたといわれています。

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※キリンビールさんのフォアローゼスブランドページより

 

 

ちなみに新聞に求婚広告を掲載した男性は申込みをしてきた女性と見事ゴールインされたそうです。

 

 

BIRDY エクストリームポリッシュ

当店の営業開始が17時からですが

段々と日が長くなってきましたね。

今回は田原が新入荷のアイテムをご紹介させていただきます。

 

以前、BIRDYのシェーカーは紹介させていただきましたが

じつはミキシンググラス?カップ?も存在しており

こちらはステンレス製のミキシングです。

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通常ガラス製のミキシンググラスですが

ステンレス製のものは実は抵抗があり

触ってみたものの、そこまでの魅力を感じず、購入までには至りませんでした。

 

昨年12月のバーテンダー協会での研究会を

BIRDYさんにお願いしセミナーをしていただいたところ

科学的な 理屈のもと、この結果というお話や

実際研磨しすぎるとまた違う結果が出るなど、面白いお話が聞けました。

 

色々なサイズや形、材質のシェーカーが販売されておりますが

メーカー様の研究されたお話は正直初ですので

参加された皆様も疑問が多かったのか質問の数が多く

またその内容が面白くメーカー様も大変喜んでいただけました。

シェーカーやミキシングも手に取り使わせていただいたり

味比べもさせていただきましたが、その差をしっかりと感じることができました。

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研究会途中にミキシングのエクストリームポリッシュという

超研磨したタイプも使わせていただきましたが

ドライに仕上がるとのことで調合してみて味見してみると

味の違いが出てかなり面白く気に入ってしまい、かなり強引ですが譲っていただきました。

生産が大変で8個しかまだ作ってない商品とのことで

今後も大量生産には難しそうでした。

 

実際このエクストリームポリッシュは冷凍のジンを使ってマティーニを作るときのみに使用させていただいておりまして

私的には一番この良さが出ると感じました。

 

ミキシングスタイルでは通常スタンダードタイプ

以前ご紹介させていただいたガローネ合わせタイプ

そして今回のエクストリームポリッシュと3タイプができ

またカクテルに幅が広がりました。

ゴルフでいうとクラブの数が増えた感じですね。

 

このミキシングで作った味わいも、ぜひ体験していただきたく思いますがマティーニです。

かなり強いカクテルですので

失礼ですが、お酒に自信のないかたにはお勧めできません。

ご注意ください。