カクテル講座

田原です、3月1日の日曜日

中日文化センター様よりご依頼いただいてるカクテル講座をさせていただきました。

かれこれ3年ほどさせていただいておりますが

今は年に1~2回のご依頼でスポット的な内容です。

今回は「スプリングカクテル」がテーマ。

春といえば「桜」「イチゴ」「新緑」などイメージがございますが

今回は4種類ご用意させていただき

 

1:「レオナルド」スパークリングワインとイチゴの組み合わせ。

2:「オレンジブロッサム」ジンとオレンジジュースのシェイクスタイル。

3:「       」名前無しのエルダーフラワーリキュールベースのオリジナルカクテル。

4:「桜モーニ」桜リキュールを使ったスプモーニスタイルのロングカクテル。

 

の4種類です。

いつも通り2時間の講座ですが台本を用意すると時間通りに終わらないので

今回もぶっつけ本番でさせていただきました。

やはりスタートしてすぐに笑いと取ると雰囲気が一気に変わり

皆様の耳の向き方が変わります。

今回も少し笑いを誘わせていただき進めましたが

以前笑いが取れず、逆にプレッシャーが生じてしまい

えらく固い講座になったことがあります。

 

やってて皆様壁にぶつかるのが、やはりシェイクやステアといった技術面です。

ここは基本を覚えていただき、あとはお家や時間があるときに練習していただくほかありません。

なんとか苦労していただきながらも4種類作っていただき

皆様にご自分が作った味をお召し上がりいただきました。

 

ここ数回わたくしも皆様が作られたのと

どのように味の違いがあるのかを知っていただくため

私も作りお召し上がりいただき味の違いをみていただいております。

 

数回させていただき思ったのが

皆様座られるお席による積極性の違いです。

当たり前かと思いますが、選ばれるお席で性格が出ますね。

来場が遅れて残った席がここしかなかったというのは別にして

目の向け方や質問の数など違いが感じられました。

またそうでない席の方々にいかに目を向けるかが

全体の盛り上がり、一人一人の満足度の高さが違ってくるのではと思います。

 

今回はジャスト2時間

1分も狂わずできたのは小さな1つの喜びでした。

 

次回のご依頼も軽く話させていただき

より一層満足度の高い講座ができるよう頑張りたいと思います。

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ひな祭りで桃のお酒

今日は3月3日、ひな祭りですね。

私、舩戸は男兄弟で育ったので、子供のころからあまり縁のない日でした。

女性はひな人形で遊んだのでしょうか。

僕は、5月5日のこどもの日に兜で遊んで怒られた記憶ならありますが。

男の子と女の子の違いなんでしょうか。

このひな祭り、桃の節句ともいいますがおもしろいお話があったのでそのまま引用させていただきます。

 

 

むかしむかし、ある村に、おばあさんと美しい娘が二人でくらしていました。
ある年の田植えの季節に、おばあさんは町へ買いものにでかけました。
帰りに田んぼのあぜ道を歩いていると、ヘビがカエルを追いつめて、今にものみこもうとしています。
「これこれ、なにをする。ゆるしておやり。ほしいものがあれば、わしがやるから」
カエルをかわいそうに思っておばあさんがいうと、ヘビはおばあさんの顔を見あげながらいいました。
「それなら、娘をわしの嫁にくれるか?」
おばあさんは、ヘビの言うことなどとあまり気にもとめずに、
「よしよし。わかったから、カエルを逃がしてやるんだよ」
と、返事をしてしまったのです。
すると、その年の秋もふかまったころ、若い侍が毎晩、娘の部屋へやってきて、夜がふけるまで娘と楽しそうに話していくようになったのです。
そんなある日の事、一人の易者(えきしゃ)が家の前を通りました。
おばあさんは易者を呼びとめると、娘にはないしょで、毎晩のようにやってくる若い侍の事をうらなってもらいました。
すると易者は、こんなことをいいました。
「ほほう。その若い侍の正体はヘビじゃ。ほうっておくと、娘の命はなくなる。娘を救いたいのなら、裏山の松の木にワシが卵をうんでおるから、その卵を侍にとってもらって、娘に食べさせるんじゃな」
おばあさんはビックリして、この話を娘にしました。
娘もおどろいて、その晩やってきた若い侍にいいました。
「実は最近、とても体がだるいのです。元気をつけるために、裏山の松の木に巣をつくっているワシの卵をとってきて食べさせてくださいな」
「よしよし、そんなことはたやすいことよ」
次の日、若い侍は裏山へいって、ワシの巣がある高い木にのぼっていきましたが、そのときいつのまにか、若い侍はヘビの姿になっていたのです。
そして木をよじのぼって、巣の中にある卵を口にくわえたとたん、親ワシがもどってきました。
親ワシはするどいくちばしで、大事な卵をくわえたヘビを何度もつつきました。
そしてヘビは頭を食いちぎられ、血だらけになって木から落ちていきました。
そのころ、あの易者がまたおばあさんの前に現われると、おばあさんに頭を下げていいました。
「実はわたしは、いつぞや田んぼのあぜ道で命をすくわれたカエルなのです。娘さんの体には、まだヘビの毒が残っております。これからは毎年、三月三日の節  句(せっく)にお酒の中に桃の花びらを浮かべてお飲みください。そうすればヘビの毒ばかりではなく、からだにたまったどんな毒もみんな消えて、きれいにな  りますから」
そういうと目の前の易者の姿はたちまち消えてしまい、一匹のカエルが庭先の草むらの中へ、ピョンピョンと飛んでいったのです。
桃の節句で、お酒の中に桃の花びらを浮かべて飲むようになったのは、このときからだという事です。

おしまい

 

実は桃の節句に桃の花びらを入れたお酒を飲むなんて知りませんでした。

桃の花もイメージできないのですが。

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調べてみると綺麗な花なんですね。

残念ながらなかなか手に入りずらそうです。

でもバーには桃のリキュールがあります。

ポピュラーなリキュールの一つではないでしょうか。

ピーチフィズやファジーネーブル。

各種ジュースやミルクで割っても美味しいリキュールです。

そういえば最近甘いカクテルなんて飲んでないな。なんて思ってみえる方も久しぶりに飲んでみると美味しいはずですよ。

そんなジュースみたいなお酒なんて思ってみえる方も是非お試しされてはいかがでしょうか。

止め方

最近趣味をみつけようと思っております田原です。

今日は止め方というテーマですが

よくお酒を飲んでてシャックリが出てしまったりして困っているかたを見たことありませんか?

実は自分がという方もいるかもしれません。

色々な止め方があるのですが

昔から言われているのが驚かすとか、息を止めるとか。

水をグラスの反対側から飲むというのもありますが

お店でお客様におすすめしているのがレモンジュースを20mlくらい一気に飲んでいただくという方法。

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これで6割くらいの方が止まるのですが、なかには止まらないかたも。

止まらないかたにお話しを伺ってみると共通しているのが

酸味が好きな方ばかり。

梅干しを食べたようにすっぱ~いってならないかたには通用しないようです。

最近調べてまだ実践できてないのが人差し指を耳に入れ30秒から1分待つという方法。

かなりの確率で止まるようです。

 

また風邪の季節、咳で困っているかたも多いのでは?

今日仕入れたネタですが咳止めにはパイナップルジュースが効くようです。

その話では薬より5倍の速さでおさまるようで

パイナップルジュースにレモンジュースと蜂蜜、生姜、カイエンペッパーを加えると

より効果的だそうです。

パイナップルジュースはバーには必ずあるもので

身近な存在ですからいつでもご用意できます。

 

ご自宅でもお試しいただけますので、お困りの際は使ってみてください。

NBA衛生講習会

今日は11月11日。

1が4つ並ぶので、記念日の多い日だそうです。

ポッキーの日、下駄の日、靴下の日(ペアーズデー、恋人たちの日)、きりたんぽの日などなど。

こんな日の今日、11月11日11時から日本バーテンダー協会の衛生講習会に行って来ました舩戸です。

記念日とは何も関係ありませんが。

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この時間はバーテンダーには少し酷でしたが、皆さん眠い目をこすっての参加です。

飲食店で働くためには知っておかなければならない必須知識。

食中毒の発生件数は飲食店が半数以上だそうで。

しっかり勉強してきました。

 

僕は講習会だけだったのですが、バーテンダー協会に入りたての若いバーテンダー達はこの後テストが。

衛生問題だけではなく、お酒やカクテルの問題も。

きっと猛勉強してのことだと思います。

これに受からないと大会にも出れないので必死なはず。

各お店からもすごいプレッシャーがかけられてる事と思います。

頑張ってください。

 

と他人事のようですが、来年僕もインターナショナルバーテンダーの試験があるんです。

今から勉強しなければと思いながらの講習会でした。

余市蒸留所ツアー

すっかり秋も深まり涼しくなってきました。

紅葉もちらほら見られるようになってきましたね。

こんにちは、舩戸です。

先日の日曜日は第2回目となるクライス蒸留所ツアー。

今回は北海道余市蒸留所に行ってまいりました。

今、NHKの朝の連ドラで話題の蒸留所です。

マッサンが独立して、ウイスキー蒸留所を建てたのが余市町。

スコットランドに気候も近く、水もきれいなこの場所に選んだそうです。

 

実際に行ってみると

新千歳空港から電車で小樽を経由して約2時間。

交通の便を考えると第1回目の山崎蒸溜所と比べるとえらく不便な所にあります。

竹鶴さんと鳥井さんの違いがなんとなくわかるような気がしましたが。

それにしても今の余市はマッサン一色でした。

余市駅を降りると目の前に蒸留所が見えるのですが、のぼりも立って、ポスターも色んな所に張ってあります。

観光客もすごい人で。

余市駅に着くと電車から沢山の人が下りて行きました。

皆さんがウイスキーに興味を持ってくれるのは嬉しいことです。

小さいお子様を連れた家族ずれも多かったですけど。

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余市蒸留所はすっかり紅葉してました。

もう実は終わりがけだそうで。

天気にも恵まれ暖かく絶好の見学日和でした。

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着いたらまずはお食事です。

北海道の幸!

美味しいです。

実はビールも少しいただきました。

幸せです。

 

お土産を買って真面目に蒸留所見学。

ピート(泥炭)の匂いを嗅いだり、蒸留釜を見たり。

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ウイスキー博物館では当時発売されていた貴重なボトルもみることができました。

歴史を感じます。

そのあと試飲をして蒸留所ツアーは終わり。

貴重な余市原酒もいただきました。

20年物は別格ですね。

 

余市見学の後は夜のすすきのへ。

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いくらに感動。

そのあとはバー巡り。

たのしい北海道でした。

 

ご参加していただいた皆様ありがとうございました。

また、ツアーに行ってみたいという方。

来年もどこか別の場所で予定しているみたいです。

第3回クライスツアーもお楽しみに。

 

東京インターナショナル バーショー2014

田原です。

9月20日、21日の二日間

東京ドームシティで開催されたバーショーに行ってきました。

昨年初めて行ってみて、とても得るものが多く

今回も期待を膨らませながら東京へ!

 

会場は昨年より小さく感じましたが、それでも大きな会場です。

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メーカーブースは勿論ですが

セミナーが1時間毎くらいに別会場で開かれており

今回は私どものカクテルコンクールにも部門がある

フルーツカットセミナーを受けました。

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実はフルーツ部門は非公開なのでこういう場でないと見ることができないんです。

選手で出てるときは隣とか見れないですし…。

講師は今年のチャンピオンと昨年のチャンピオン。

近距離で一部始終見させていただき大変勉強になりました。

なるほどと思うことも多く、自分が選手時代に知りたかったことが多かったです。

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そしてワールドクラスというディアジオ社の世界大会で

独創性豊かなコンクールがあります。

メイン会場ではこのコンクールのシンガポール代表や日本代表選手のカクテルを

50杯限定で本人が作り、振る舞っておりましたが

こちらも数種類飲むこができ、味の組み立てが面白かったです。

苦味をうまく深みにしている感じで甘味、酸味の組み立てプラスαな感じでした。

 

メイン会場で色々と楽しみながら

時間を過ごしていると色々な方々にお会いできました。

懐かしの方々や久々にお会いする同業者の方

お客様など皆様にお会いでき嬉しい一日でした。

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気が付くとゲートオープンの11時半から

ほぼクローズの18時まで一日楽しませていただきました。

 

時間も時間なので帰ったのですが

東京駅は外に出ることがなく乗り継いでしまうので

改装されて外から初めて見る東京駅を思わずパシャリ!

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今回のバーショーで新商品情報など得られたもの

喜んでいただけそうな商品が少しづつ入荷しておりますので

ぜひお試しいただけたらと思います。

名刺香

田原です、先週金曜はお盆休みでしたので

ブログもお休みをいただきました。

祝日やゴールデンウィーク、お盆や正月休みが更新日にかかった日は

申し訳ございませんがブログもお休みをいただいております。

 

 

そして今回のお題目は名刺香。

名前そのままですが名刺に香りを移すものです。

桐の箱に名刺香と名刺を入れ、蓋をしておくと

香りが移るというもので手に入れてから暫く使っております。

名刺入れ自体に入れたり

お手紙などにしのばせてもいいそうです。

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使っているのはフローラル&ウッディというもので

とても優しい香りがします。

香りは色々なタイプがありますので

お好みやイメージに合わせて選ばれるのをお勧めします。

名刺自体は渡されて香られる方はみえませんが

名刺交換したときに

ほんのり、なんとなく、気のせい?程度でいいのですが

好印象に繫がればと思っております。

 

明日から名刺交換の時に香られたかたは

このブログをご覧になっていただけたとわかってしまいますが…。

 

お気に入りの いい香りなんですよ。

 

ちょっとしたツールのご紹介でした。

カクテル講座

夏のカクテルといえばやはり冷たいカクテル

フローズンやモヒートのように清涼感のあるカクテルや

ブルーハワイなどトロピカルカクテルも人気です。

いままで数回カクテル講座をさせていただき

「トロピカル」や「バレンタインデー」「クリスマス」など

テーマを決めてさせていただいておりましたが

今回は「本格カクテル」という幅の広い題目でさせていただきました。

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2時間という時間の中で何を知ってどうしたらお得感を得ていただけるか?

前回の講座で時間が大幅に余ってしまい

余った時間を使ってカクテルを振る舞ったことがヒントになりました。

作ることに重きをおいてのを、飲むことの楽しみをミックスさせ

今回は作る飲む、飲む。 作る、飲む、飲むのパターンに。

飲むを1回増やすことでかなり雰囲気も変わり

喜んでいただけたと思います。

毎度同じなのですが

正直2時間でテクニックを磨くには無理があるので

ベースとなる基本動作と応用動作をお伝えして

あとは自宅などで頑張ってテクニックを磨いていただき

より美味しいカクテルをお作りいただくという講座です。

 

軽い次回のオファーもいただき

今からテーマをどうしよう…と悩む田原が書かせていただきました。

 

余市

こんにちは。

暑い日が続きますが、皆様体調など崩されてはいないですか。

私、舩戸はといいますと、涼を求め先日、北海道へ行ってまいりました。

 

本当は勉強しに余市蒸留所に行ったのですが。

 

今回は余市蒸留所で学んだウイスキー造りについてご紹介したいと思います。

 

まずシングルモルトウイスキーとなる原料。

モルト(大麦麦芽)です。

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仕込み水に大麦を浸した後、成長/発芽させる。

ほどよいところまで発芽したら成長を止めるために麦芽を乾燥させて水分を抜きます。

このときに使うのがピート(泥炭)です。

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草が堆積して炭化したものですが、よく燃えます。

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画像ではわかりにくいですが、部屋中燻製されています。

この煙が強いとスコッチのアイラモルトウイスキーのような香りの強いウイスキーになります。

通常の余市のウイスキー作りの場合、発芽から乾燥までは専門業者(モルトスター)に依頼することがほとんどだそうです。

この作業が終わった状態の物をモルトと呼びます。

 

モルトが出来たら次の工程で糖化しやすくするために粉砕器で細かく砕きます。

砕いたモルトをでんぷんが分解されやすいように暖かい仕込み水と合わせ糖化槽にいれてあまい麦汁にします。

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麦汁を発酵槽にうつして酵母を加え糖をアルコールに変えます。

しっかり糖化槽の掃除もしてきました。

 

発酵したもろみ(発酵液)をポットスチルに移して加熱して蒸留させます。

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余市ならではの炭火直火の蒸留です。

一回の蒸留ではアルコール度数はそれ程上がらず70度前後なので通常は二回蒸留してアルコール度数を上げます。

 

蒸留によって作られたウイスキーは樽熟成されます。

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樽も内部を焦がして成分がよく出るようにしてから。

あとは熟成庫に入れて、数年から数十年ののちブレンダーさんがブレンドして商品にします。

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ざっと簡単ではありますが、ウイスキー造りについて説明させていただきました。

本だけの知識よりやっぱり経験してみる物ですね。

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アサヒビール様には大変お世話になりました。

貴重な体験をさせていただき、ありがとうがざいました。

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テキーラセミナー

うだるような暑さ。

自転車をこぐと汗もだらだら。

梅雨なんてどこへやら。

最高気温も30℃超え。

夏バテが心配ですね。

それでも仕事後には大盛り中華が食べたくなる。

今年こそは海へ!なんて思っても自分のお腹を見ると恥ずかしくて水着になれない。

そんな葛藤する毎日を送っている舩戸です。

 

それならバーテンダーらしく常夏を満喫してやろうってわけではないですが、行ってきましたテキーラセミナー。

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左から右まで全部テキーラです。

見たことないもないような物も。

日差しを浴びてのテキーラも美味しいですね。

ただし行ってきたのはセミナーです。

しっかりと勉強してまいりました。

 

たとえばまずテキーラで思い浮かべる物といえば、ライムと塩ですね?

ライムをかじって塩を舐めてテキーラをあおる。

お客様の中でも飲み方はそれぞれあっても大体は一緒じゃないでしょうか?

 

はい。それ間違ってます。

というより、間違って日本に伝わったらしいです。

メキシコで風邪が流行った時に、ライムでビタミンCを、塩でミネラルを取るためにそうしていただけであって、現地に行ってもそんな飲み方する人はいないそうです。

テキーラよりもカジュアルなメスカルというお酒なら飲みやすくするためにそうするかもしれませんが。

ではなぜ日本にそんな飲み方が知れ渡ったのか。

それは日本に美味しいテキーラが入って来てなかったからではないでしょうか。

 

まずテキーラと呼べるには原料のブルーアガベ(リュウゼツランという植物の一種。サボテンではない)が51%以上使用と決められています。

ところがアガベが100%使われた美味しいテキーラがあるので、現地の人やアメリカではこちらが好まれてよく飲まれるそうです。

でも、昔日本に入ってきたのはきっと混ぜ物の多いものだったんじゃないでしょうか。

独特の青臭いクセが強いものが多く、ストレートでは美味しく飲めなかったのかもしれません。

そこでライムと塩と一緒に飲むのが流行った。

しかも35度から40度くらいのお酒を一気に飲み干しますので、罰ゲームとして。

悪いイメージのお酒になってしまったんですね。

悲しいことです。

 

実際、メキシコではテキーラ規制委員会というものがあり、厳しく法律で守られています。

それこそ原料のブルーアガベの一株まで。

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もし一株でも届出を出さなかった場合、多種と交配しやすいアガベはブルーアガベと呼ばれなくなり、その畑に生えてるものはすべてテキーラには使えなくなるそうです。

 

これ以外にも法定地区、蒸留度数など厳しく定められているらしいです。

いままでテキーラを軽く見ていてすみませんでした。

なんて謝りたくもなったり。

 

今年の夏はテキーラについて学ぼうかと思います。

もちろんバーで。

皆様もいかがでしょうか。